京都市上京区のブランディング・デザイン会社 | 株式会社ウォークアンドドロー

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前回の記事に続き、今回はWEBサイトと撮影費について。

WEBサイトがどのような仕事で構成されているか、写真一枚撮るのにどれだけの人が関わっているのか等少しでも知っていただけるように紹介していきます。既に説明不要な方は、弊社のデザイン料の設定及び契約の方法についてをご覧ください。

  1. WEBサイトの制作と運用に必要な主な要素
  2. 写真、動画撮影費の内訳
  3. 終わりに
WEBサイトの制作と運用に必要な主な要素

WEBサイト(ホームページ)を作る際、運用する際の、主な工程と必要となる契約等を紹介します。デザインの構成に関する説明は上記のデザイン(紙媒体)の主な構成をご参照ください。

ドメイン・サーバーの契約

まずウェブサイトの住所にあたるドメイン、土地にあたるサーバーを各ドメイン及びサーバー会社と契約します。ドメインはドメインの種類、契約年数、サーバーはサーバーの容量等で値段が変わります。

サイトマップの制作

サイトマップとはサイト全体のページ構成を地図のように一覧で記載しているページのことです。サイトのデザインを始める第一歩として、どのような順序でページを辿っていくのかを決める作業です。

ワイヤーフレームの制作

写真、テキストなどの情報要素を「どこに・どう配置するか」を設計することで、構成の骨組みとなります。構成の内容をクライアントと確認する上で齟齬が内容確認するためにも大事な工程です。

モックアップとワイヤーフレームの制作

色や装飾、フォントなどワイヤーフレームをベースにデザインしていきます。デザインの検証に用いるのがモックアップ、モックアップに動きをつけて操作性の検証に用いるのがプロトタイプです。

コーディングの制作

デザインが出来上がり、モックアップやプロトタイプでの検証がおわればコーディングに入ります。通常のホームページにおけるコーディングとはマークアップ言語のHTMLとデザイン面を整えるCSS、動きのあるウェブサイトに必要なJavascript、Wordpressに使用するPHPなどが主となります。またウェブアプリケーションを制作する場合は、この他にruby on railsなどを使用することがあります。

保守管理

ウェブサイトはデザイン・コーディングを終えて終わりではありません。情報の更新、運用後にでてきた問題に対する改善、外部的要因のセキュリティ対応や各種アップデート対応など、時間とともに変化する環境に合わせて調整していく必要があります。

動画の制作

ウェブサイトと紙媒体の大きな違いは動画を掲載できることも一つです。写真やテキストでは表現しきれない内容を動画を通して伝えることも大切になるでしょう。Youtubeなどの動画投稿サイトにて投稿した動画を自社のウェブサイトに載せたり、トップ画面に写真の代わりにイメージ動画を背景で動かす仕様のサイトもあります。

SNSの活用と連携

各種SNSを使用してウェブサイトへの入り口づくり、またはLINEを活用した申し込み先の分散などSNSとの連携で顧客を集客するのも大切な要素です。ただし、SNSの活用には倫理感を持って望むことが大切です。せっかく作り上げた企業イメージを、SNSの運用一つで台無しにしてしまう事例も多々見受けられます。運用ルールを明確にしておくことが大事でしょう。

広告の運用

SNS広告やadsenseなど各SNSが提供している広告枠やgoogleの提供している広告枠に自社のサイトの広告を出して宣伝することも大事になります。特に、ショッピングサイトなどB to Cサイトではより多くの方に知ってもらう機会づくりが必要になります。

写真・動画撮影費の内訳

写真や動画は顧客にイメージを伝えるためな重要な要となります。一枚の写真が出来上がるまでに、関わる人や必要となる費用を紹介します。

カメラマン

紹介するまでもなく、写真・動画を撮る人です。フリーランスとして一人で活躍される方もいれば、アシスタントを複数抱えて大きな案件に関わる方もいます。大掛かりな撮影ではカメラマンを2名起用する場合もあります。イメージ撮影の場合は1日単位の撮影費、物撮りの場合は点数によって費用が変わります。遠方の場合は交通費や宿泊費も必要です。

スタイリスト

物のスタイリスト、フードスタイリスト、ファッションスタイリストと撮影内容に応じて、専門のスタイリストを起用します。ジャンルを横断的に活躍される方もいれば、専門に特化した方もいます。写真の世界感を作り出す重要な役割です。主に1日単位のスタイリスト費、物やフードのレンタル費用、運送費などが別途必要です。遠方の場合は交通費や宿泊費も必要です。

ヘアメイク

モデルを伴う撮影時にモデルの髪やメイクアップを担当する役割です。一日単位のヘアメイク費と、遠方の場合は交通費や宿泊費も必要です。

モデル

主にファッション撮影、各種イメージ撮影においてモデルを起用することもあります。一日単位のモデル費、また契約時の試用期間を超える場合は更新費用などもかかります。使用用途、使用期間を明確にして契約することが大切です。遠方の場合は交通費や宿泊費も必要です。

撮影スタジオ

撮影する場所です。白い空間で背景になにもない白スタジオ、空間の個性を活かしたハウススタジオと大きく2つに分けれます。時間単位での契約となり、最低使用時間が決まっている場合がほとんどです。依頼するカメラマンさん所有の自身のスタジオを借りることもあります。スチール撮影、動画撮影によって時間単価に変動があります。

アートディレクター

ここでいうアートディレクターの役割は撮影全体のイメージづくりの指揮をとります。クライアントとのヒアリング、各制作陣への指揮とイメージ共有する役割です。

感材費

主にフィルム撮影においてのフィルム代、印画紙代、現像代などの費用の総称です。昨今ではデジタルカメラでの撮影が主流のため少なくなりましたが、現在もデジタルでは出せない作家性を持つカメラマンさんに依頼する場合は、1日あたりの撮影費と別に感材費が必要です。

動画編集作業

動画の撮影した場合は動画の編集が必要です。予め決められた絵コンテを基に撮影を行い、編集を行う場合もあれば、ドキュメンタリー的に撮影して決められた時間に収めたり手法は様々です。カメラマンが編集者も兼ねる場合、撮影と編集が別れている場合もあります。費用は予めその難易度によって決めておくのが一般的です。

マネージメント費用

主にカメラマン、スタイリスト、ヘアメイク、モデル、スタジオのブッキングからスケジュール管理などを行い、撮影時の進行管理などを行います。経験上デザイナーが行う場合が多いですが、クライアント自身で行う場合もあります。

フードの手配

撮影は長時間の及ぶことが多々ありますので、撮影スタッフの食事の手配を行うこともあります。基本的には撮影費用の内マネージメント費用として請求することが一般的です。

旅費交通費

各撮影スタッフを遠方から呼ぶ場合、または制作陣が遠方に遠征する場合は交通費、宿泊費が必要です。基本的には撮影費用の内マネージメント費用として請求することが一般的です。

ストックフォト

こんなイメージ写真がほしいけれど、撮影費用はかけられないという場合に便利なのがストックフォト(連ポジ)です。使用サイズ、サブスクリプション契約、または一部無料など様々な料金設定がありますので用途に合わせて選べます。

終わりに

前回の記事からこの記事でデザインの構成、ロゴ、WEBサイト、撮影に関して説明してきました。実際制作に立ち会わなければ、一枚の絵に対してどうしてこんなに費用がかかるのか疑問に思うこともあるかと思いますが、今回の記事が少しでも理解をいただく一助になれば幸いです。

次の記事では弊社のデザイン・ブランディング費用について簡単ながら説明させていただきます。

これからも株式会社ウォークアンドドローをどうぞよろしくお願いします。

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