京都市上京区のブランディング・デザイン会社 | 株式会社ウォークアンドドロー

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株式会社ウォークアンドドローのウェブサイトでは、デザイン料の目安となる金額表を掲載しております(これはデザイン事務所では稀な事です)。

実際のところデザインの制作料金というのは外からみると不明瞭なことも多く、なぜこの金額になるんだろうと思われることも多いでしょう。また、金額が掲載されていない事で、依頼する上で不安を覚える方も多いかと思います。そういった疑問や不安な点を少しでも解消いただけるよう可能な限り説明していきます。デザインと呼ばれるものが、どのような制作工程を経ているのか、またはどのような仕事で構成されているのかをまず知っていただくことが大事だと考えています。今回の記事では主な制作工程、一つのデザインがどのような仕事の集まりで構成されているのかを紹介します。既に説明不要な方は、弊社のデザイン料の設定及び契約の方法についてをご覧ください。

  1. デザイン(紙媒体)の主な構成
  2. ロゴマーク・ロゴタイプの制作工程
  3. 終わりに
デザイン(紙媒体)の主な構成

デザイン費用について知るために、デザインがどのように構成されているのか説明します。まず紙媒体の場合の主な構成は内容です。

構成・編集

何を訴求するか、何を顧客(または読者)に伝えたいのかといった媒体を制作する上で起点となるのが構成です。その内容をどのような形で伝えるのかを考案するのが編集です。

アートディレクション

構成や編集を元に、ビジュアルの方向性を示すのがアートディレクションの役割です。伝えたいことのために、どのような写真やイラストにするか、レイアウトをどのように組み立てていくかを考えます。

デザイン(レイアウト・グラフィック)

構成や編集を元に、ディレクション方針に従って、写真やコピー、イラストを用いて、情報を整理してわかりやすく魅力的に伝える役割です。

写真

製品・サービスであれ訴求する際のイメージを顧客と共有し、ひと目で理解・共感を得るための役割を担うのが写真です。写真にはクライアントから提供いただく場合、新たに撮影する場合、レンタルポジ(ストックフォト)の大きく3パターンに別れます。

コピーライティング

製品・サービスの訴求点を一言で表すキャッチコピー、詳細を伝える本文、写真などの補足をするキャプションに別れます。コピー・テキストにはクライアント自身で書いていただく場合、コピーライターに依頼する場合と大きく2パターンに別れます。

イラストレーション

言葉や写真では上手く伝えられない説明や撮影が難しいシチュエーション、要となるキービジュアルを担うのがイラストです。イラストはイラストを新たに描く場合、ストックイラストを使用する場合と大きく2パターンあります。

印刷・プリンティングディレクション

紙媒体ですので、最終工程は印刷です。紙媒体といえど、パンフレット、DM、チラシ、ポスター、ダンボールなど幅広くあります。印刷費は納期、紙の種類、印刷部数、校正の有無(本紙校正・簡易校正)、特色の使用、など条件により大きく値段が変動します。昨今よく利用されているネットプリント、通常の印刷会社どちらにも利点があります。こだわりや難易度の高い印刷物にはプリンティングディレクションを担う役割も含まれることがあります。

上記のように、一枚(または一冊)の紙媒体に多くの技術が関わっています。プロジェクトの難易度によってデザイナー一人で遂行することもあれば、各専門職(カメラマン・イラストレーター・コピーライター等)とのチームを編成して制作にあたる場合があります。

ロゴマーク・ロゴタイプの制作工程

次にロゴマーク、ロゴタイプのデザインの制作に含まれる工程を紹介します。ロゴの制作はブランディングに関わることですが、ここではあくまでロゴ実制作に関わることのみ記します。

コンセプトワーク

ロゴを作る前に、まずコンセプトワークをします。クライアントとのヒアリングを基に、ロゴに内包する意味合い、目的など、ブランディングに沿ってコンセプトをまとめます。

ネーミング

まだプロダクトやサービスに名称がなければネーミングを考えます。プロダクトの役割、サービスに込めた想いなど、コンセプトワークに沿った形で考えます。注意すべきは商標登録の有無です。どれだけ素敵なネーミングができても、予定している事業の分類で既に同じ名称や似た名称が商標登録されている場合は使用ができません。トラブルの基になりますので、商標登録のことも頭に入れておきましょう。

ロゴタイプの制作

ロゴタイプとは、社名や商品名などを表す文字のデザインです。既製のフォントから組む場合も、一から作字する場合もあります。

ロゴマークの制作

ロゴマークとは、ブランドを識別するためのシンボルです。企業やプロダクトの理念を基に、ブランディングに沿った形で作られます。VIの要ともなります。ロゴマークに関しても、類似の形状の意匠が商標登録されている場合は使用ができません。単純図形の組み合わせや、人気のモチーフを基にしたマークの場合、既に他社で使用されていることもあるので、制作前の段階で調査する必要があります。

レギュレーションの制作

ロゴタイプ、ロゴマークの仕様書です。色、最小サイズの設定、ロゴ周辺の余白、ロゴマークとロゴタイプの組み合わせの決まりなど、ロゴを使用するにあたりの決まりごとを作ることで、誰がどの媒体に使ってもロゴのイメージを損なわないようにするためのものです。

終わりに

簡単ながら、一枚一冊のデザインに含まれる構成内容、ロゴの制作工程について説明してきました。次回の記事ではWEBサイト、撮影費用に関する説明を行います。

これからも株式会社ウォークアンドドローをよろしくお願いします。

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